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1985年の名曲たち

19
先日、Billboard Top Dance Hits 1985 というコンピレーションアルバムを購入しました。今となっては、入手困難な名曲が Extended で収録されているマニア垂涎尽きる一品で、当時の貴重な音源を資料として残したい曲が収録(Point of No Return/Expose)されていたので入手しました。


この CD に収録されている曲のなかで、印象に残った曲といえば、Expose ではなく Paul HardCastle の 19 でした。曲のはじめから男性ナレータが "アメリカ史上、最長の戦争を闘った..." と語る(もちろん英語ですが)この曲のテーマは、ずばりベトナム戦争。曲名の 19 とは、戦上に散っていった兵士の平均年齢を表しています。

美しいシンセフレーズに相反するように、戦場の様子を実況中継するかのような男性ナレーション。銃声や女性の叫び声のようなサンプリングと、不気味としか言いようがない効果音、そのミスマッチさが、逆に曲に臨場感を与えてることに成功しています。女性コーラスの "Nineteen..." が妙な虚しさを感じます。戦争の虚空、そういったところを表現しているのでしょう。

1985年に発表された本曲は、本国イギリスでは全英1位をマーク。ベトナム戦争はアメリカが唯一負けた戦争と言われていますが、皮肉にもアメリカでもヒット(全米15位)を記録しています。1985 年といえば、プラザ合意があった年で、バブル景気がはじまった年でもありました。
dp59021568 * 音楽 * 00:17 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

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